海外専用プリペイドカード比較、両替レート、手数料は?
海外に出かけるときに意外と悩むのがお金の管理です。多額の現金は持ち歩きたくない、でも、海外の見知らぬところで、クレジットカードを使うのも安全面がちょっと心配。という方も結構いるのではないでしょうか。
そんな悩みの解決法のひとつとして最近人気なのが、「海外専用プリペイドカード」です。海外専用プリペイドカードは、渡航前に日本国内で入金しておくと、海外のATMで現地通貨を引き出したり、海外ショッピングの代金をキャッシュレスで決済することができます。
海外専用プリペイドカードの特長
- 大金を持ち歩く必要がなくなるので安心
- プリペイドなので使い過ぎの心配がない
- 海外のATMから一定の手数料で外貨を引き出すことができる
- 海外ショッピングの代金をキャッシュレスで決済することできる
- 入会金やカード発行は無料
- クレジットカードではないので細かい審査は不要。簡単にお申込みができる
ここではそんな便利な「海外専用プリペイドカード」について見ていきたいと思います。
海外専用プリペイドカード比較
為替手数料がクレジットカードの約半分に「マネパカード(Manepa Card)」
発行会社 | マネーパートナーズ |
利用ネットワーク | MasterCard(Cirrus) |
入会金/年会費 | 無料 |
カード発行手数料 | 無料 |
入金時に発生する手数料 | (クイック入金利用で)無料 |
入金限度額 | 100万円以下/回 |
海外ショッピング時の手数料 | 海外のMasterCard加盟店でのショッピングには原則手数料はかかりません |
海外ATM利用時の手数料 | 米ドル 2ドル、ユーロ 1.75ユーロ、英ポンド 1.5ポンド、豪ドル 2.5豪ドル、香港ドル 20香港ドル |
出金手数料 | 500円(税抜) |
マルチカレンシー(多通貨対応)機能
マネパカードは最大5通貨を1枚のカードにチャージできる海外専用プリペイドカードです。通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨に対応しています。
為替手数料がクレジットカードの約半分
マネパカードなら、手数料等のコストはクレジットカードの実質半額以下。ほかの海外専用プリペイドカードや銀行や空港の外貨両替よりお得です。また、カードに残った外貨を円に再度両替するときの手数料相当額も無料です。
さらにICカード搭載、カードショッピング保険が付与されるので海外でも安心して利用することができます。
銀行や両替店での外貨両替よりもお得なレートで両替
日本の銀行や両替店で外貨に両替をすると、米ドルなら1ドルにつき3円程度、ユーロなら4円程度、英ポンドなら11円程度等両替にはかなり高い手数料等のコストがかかります。
マネパカードなら、銀行や両替店での通常の外貨両替より最大95%も手数料等のコストをカットできます(米ドルの場合は、最大71%お得になります)。
16歳以上であれば誰でも申込OK
使い方はクレジットカードと全く同じですが、プリペイドカードなので、クレジットカードのような入会時の与信審査はありません。16歳以上であれば誰でも申込できます。
JTB発行の「マネーティーグローバル(MoneyT Global)」
発行会社 | JTB |
利用ネットワーク | Visa(Plus) |
入会金/年会費 | 無料 |
カード発行手数料 | 500円(税別) (2016年3月まで無料) |
入金時に発生する手数料 | 無料 |
入金限度額 | 100万円/回 |
海外ATM利用時の手数料 | 200円/回+Visaが定める為替レートに4%を加算 |
海外ショッピングの手数料 | Visaが定める為替レートに4%を加算(この分が海外サービス手数料になります) |
出金手数料 | 500円(税抜) |
JTBが発行している海外専用プリペイドカード「マネーティーグローバル(MoneyT Global)」。カード会員の方は、世界40都市にあるJTB海外トラベルデスクでのサポートが受けられます。
ただ、為替レートを見てみると、Visaが定める為替レートに4%を加算されたレートになるので、あまりお得感はないでしょう。
クレディセゾン発行の「ネオ マネー(NEO MONEY)」
発行会社 | クレディセゾン |
利用ネットワーク | Visa(Plus) |
入会金/年会費 | 無料 |
カード発行手数料 | 無料 |
入金時に発生する手数料 | 無料 |
入金限度額 | 10万円/回。入金上限額は100万円 |
海外ATM利用時の手数料 | 200円/回+Visaが定める為替レートに4%を加算 |
海外ショッピングの手数料 | Visaが定める為替レートに4%を加算(この分が海外サービス手数料になります) |
出金手数料 | 500円(税抜) |
クレディセゾンが発行している海外専用プリペイドカード「ネオ マネー(NEO MONEY)」。13歳以上で日本にお住まいの方ならどなたでも申し込むことができます。
ただ、為替レートを見てみると、Visaが定める為替レートに4%を加算されたレートになるので、あまりお得感はないでしょう。
マルチカレンシーキャッシュパスポート(CASH PASSPORT)
発行会社 | トラベレックスジャパン |
利用ネットワーク | MasterCard(Cirrus) |
入会金/年会費 | 無料 |
カード発行手数料 | 無料 |
月間カード管理料 | 150円または外貨相当額 過去12ヵ月にカードの取引がなかった場合に、13ヵ月目からカードから引落しされます。 |
入金時に発生する手数料 | 入金金額の1% |
入金限度額 | 100万円以下/回 |
為替レート | MasterCard®の当日標準決済レートまたは政府指定のレートに4%を乗じたレート |
海外ATM利用時の手数料 | 200円、2米ドル、1.75ユーロ、1.50英ポンド、2.50豪ドル、2.75NZドル、2カナダドル |
出金手数料 | 500円(税抜) |
こちらのプリペイドカードもマルチカレンシー(多通貨対応)になっていて、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの7つの通貨に対応しています。海外利用でTポイントが貯まるがうれしい(海外で200円分利用する毎に1ポイントがたまります)。
ただ、為替レートを見てみると、MasterCardが定める為替レートに4%を加算されたレートになるので、あまりお得感はないでしょう。
どこの海外専用プリペイドカードがおすすめ?
海外専用プリペイドカードの「マネパカード(Manepa Card)」「マネーティーグローバル(MoneyT Global)」「ネオ マネー(NEO MONEY)」「マルチカレンシーキャッシュパスポート(CASH PASSPORT)」を順番に見てきましたが、みんなが一番気になるポイントである為替レートを見てみると「マネパカード(Manepa Card)」に軍配が。
「マネパカード」はFXのマネーパートナーズが発行会社だけあって、為替レートが海外専用プリペイドカードの中では一番いいです。便利にお得に「プリペイドカード」を使いたいという方は、「マネパカード」を第一候補に考えてみるといいでしょう。
公開日:
最終更新日:2018/10/03